レンタルルームって知っていますか?
空間を、時間や日数で貸し出す。
それだけで利益を生む仕組みです。
使い方は利用者の自由。
誰にも干渉されない空間を提供するビジネスです。
きっかけは、最初に購入した物件の老朽化でした。
この先どうするか。
このまま続けるか。
取り壊して土地として売るか。
それとも思い切ってリノベーションするか。
物件は満室でした。
でも家賃は下がり気味。利益も少しずつ減ってきていました。
リフォーム業者に相談すると、
水回りを一新して現代風に直すと1部屋200万円くらいかかる、と。
家賃は月3万円。
外壁、屋根、浄化槽、駐車場まで考えると、
「これ、建て直した方が早くない?」なんて考えたり。
でも建て直すには、16部屋の入居者に退去をお願いしなければなりません。
そう簡単な話ではありません。
そんなとき、一冊の本に出会いました。
不動産を“買わずに”、借りて、レンタルスペースとして運用するという内容。
そこで、ひらめきました。
退去した部屋を、そのままレンタルルームにできないだろうか?
全部が空いてから建て直すのではなく、
空いた部屋から新しいことを始める。
このアイデアを思いついたとき、正直ワクワクしました。
何もないワンルームを、自分の手で作り変える。
DIYの知識も活かせる。
自分の工夫で利益が出る。
ちょっと、自分に酔っていたかもしれません(笑)
さっそく1部屋退去が決まると、
ホームセンターと100円ショップと現場を往復する毎日。

動画で見るのと、実際にやるのは全然違う。
失敗してはやり直し。
YouTubeで調べて、また手直し。
それがまた面白い。
ちょうどコロナ禍の時期で、
「お部屋デート」というキーワードが人気でした。
正直、おじさんにはピンときませんでしたが(笑)、
意外と予約が入る。
休日も平日の夜も稼働。
利用後は清掃と片付け。深夜でも掃除していました。
奥さんにも洗濯を手伝ってもらい、最大4部屋まで運用しました。
サラリーマンもしていたので、あのときは本当に身体を動かしていました笑。
ただ、すべての部屋が使えるわけではありません。
ユニットバスの壁が崩れている部屋。
水漏れがひどい部屋。
床下がスカスカの部屋。
直せずに断念した部屋もあります。
それでも、家賃が入らない分をレンタルルームで補い、なんとか維持していました。
で、結局どうしたのか。
建て直したのか?
答えは――
レンタルルームをやめて、そのまま売却しました。
建て直すには手元資金が足りなかったからです。
でも結果的に、現金をしっかり残すことができました。
実はここに、不動産賃貸業の“本当のお金の話”があります。
その話は、次回に。

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